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強制不妊国賠訴訟に勝利しました。（２０２４年９月１８日）

当事務所の所長 大橋昭夫弁護士が弁護団長を務める強制不妊国賠訴訟が、静岡地方裁判所、静岡地方裁判所浜松支部で勝訴し、２０２４年９月１３日、東京高等裁判所で和解が成立し、解決しました。

これは、原告や、静岡県聴覚障害者協会等の支援者、強制不妊静岡弁護団に結集した若い優秀な弁護士の力の賜物でした。

旧優生保護法そのものが憲法に違反するとした２０２４年７月３日の最高裁判所大法廷判決は、久しぶりに最高裁に人権の顔をみた瞬間でした。

長年、差別に苦しんできた障害者や、そのご家族の苦しみは、この判決によって癒えるものではありませんが、それでも社会から差別が本当になくなる契機となったものとして、人権擁護を職責とする弁護士としては嬉しいものでした。

そして、弁護士生活５０年を超える、私、大橋昭夫も、今までの弁護士生活を振り返る契機となるものとして、法曹界の今後に明るいものを感じることができました。

これからも、今までを振り返るだけではなく、人権の旗が確立されるその時期まで力を尽くしたいと思いました。

２０２４年９月２日の朝日新聞静岡版朝刊１７ページの「人・ひとめぐり」にて、大橋昭夫弁護士のことが取り上げられましたので、関心のある方は、朝日新聞デジタルでお読み下さい。